
昨日の第1弾に引き続き、ボルドー2009年もののプリムール・テイスティングに出張中の弊社エグゼキュティヴ・バイヤー高橋からのホットの現地レポート第2弾です。誰よりも早く2009年もののワインの評価をお届けします。
余談ですが、4月中に募集開始予定の「2010ワイン投資ファンド」は今回のプリムール-2009年ものワインをそのメインの投資対象とします。この2回の現地レポートでおわかりいただけますように、今回のワインは価格上昇(=運用益)の魅力が大きく、さらに為替リスク(ユーロ対円)はほぼ解消といった円高の状況のため、期待値が高く、楽しみなファンドになりそうです。
Ⅰ. 前評判の高い2009年ものワインの出来は?
主要なワインのテイスティングを終えて、2009年もののワインの出来を客観的に考察してみると、平均レベルは非常に高い「かなりの当たり年」と言えます。
常に比較される偉大な当たり年の「2005年もの」と比べると、平均レベルは2005年の方が若干優れているものの、中には2005年を上回る出来のワインも多い印象を持ちました。
◆優れたワインを産出したエリアは?
ボルドーの各エリア中で、どのエリアのワインが優れているかを考えてみました。
★サンジュリアン、ポイヤック、サンテステフ地区
文句なしに、バズレが少ない。
★マルゴー地区 水準以上の出来。
★ポムロール地区 偉大なワインが多い。
★ペサック・レオニャン地区 赤に優れたワインが多い。
★サンテミリオン地区
良いものとそうでないものの差が大きい印象
◆具体的な優れたワインの銘柄は?
優れた銘柄を個別にピックアップしてみましょう。
●シャトー・ラトゥール、●ムートン・ロートシルト、●レオヴィル・ラス・カーズ、●コス・デス・トゥルネル、●モンローズ、●ポンテ・カネ、●レオヴィル・バルトン、●デュクリュ・ボーカイユ、●オー・バイイ、●スミス・オー・ラフィットなどが挙げられます。
中でも歴代最高作品と思われるワインは、つぎの5銘柄です。●ラフォン・ロシェ、●グリュオー・ラローズ、●タルボ、●パヴィヨン・ルージュ、●フィジャックなどは、驚くような出来栄えです。
今回、独断でNo.1を付けるなら、「シャトー・ラトゥール」ではないかと思います。
■ 2009年ものワインの特長!
2009年ヴィンテージの特長は、「たっぷりの熟した果実味があり、ザラつくことのないキメ細やかなタンニンが豊富で、アルコールやグセリンも十分過ぎる位のレベルで持っている」と表現できましょう。
事実かなりの数のシャトーで、2005年を上回るアルコール度数のワインが作られています。
しかしパワフルなだけではなく、とても上品で繊細な酸味もしっかりと持っており、タンニン、果実味とのバランスがとにかく素晴らしいです。
非常にハードな肉体労働と言えるプリムール・テイスティングですが、2009年ものはワインのバランスが非常に良いために、例年に比べて口の疲れもかなり少ない印象です。
今後、樽(たる)での熟成を経ていく2009年ものワインですが、出来たての今でさえ、その輝かしい将来性を垣間見せてくれるヴィンテージと言えます。
株式会社 ヴァンネット
高橋 淳(エグゼキュティヴ・バイヤー)